■講師の英語遍歴

外資系コンサルタントファームの元戦略コンサルタント・英検1級ホルダー。と聞いたら、アクアの講師は最初からバリバリ英語ができた人だと想像されるかもしれません。 が、残念ながら(!)私はそうではありません。有名大の英語科の出身でなければ、長期の海外滞在経験もなく、帰国子女でもありません。(いわゆる純ジャパニーズ。初めて受けた英検1級面接試験は35点! 10分間の英語面接のあいだ、続いたのは気まずい沈黙、沈黙。。。しかし、35点って、いま見てもちっとも笑えん)

私は外資系の会社に転職したことが一つのきっかけになり、英語の勉強をやりなおしました。(それまで国内メーカーにいました) 年でいえば30を過ぎてから。一般的に言えば英語を学ぶには遅ぎるにもほどがあります。が、残念ながら年齢ばかりは巻き戻すわけにいきません。

 

■35点・30 OVERからの再出発

学生の頃はむしろ英語は苦手科目。社会人になってからのやり直し組ですから、勉強法にこだわり、学生時代のやり方を修正し改善し、語学の学習に取り組んできました。今でも日々勉強中で、こればかりはここ数年一日たりともサボったことはありません。(アップした画像のように、NHKラジオのビジネス英会話のディクテーションを10年近く続けています ※残念ながら愛聴していたラジオは2021年に終了)

 

このように私自身、学生時代にそれほど英語が出来なかった経験があるからこそ、かえって受験生を指導し、アドバイスできることがどんな先生より山のようにあるとも自負しています。また実際、その経験は今までの生徒指導の幾多の場面においても、大いに役立ち、生徒の成績向上につなげています。

 

■大きく変わる英語入試(知っておかなければいけないこと)

ご存知のように、日本の英語試験は大きく変わろうとしています。

 4技能型の外部試験を認定(英検など)

 2020年以降、小学校5年生から英語を教科に格上げ

 ■一部地域の公立校だけでなく、私立中学においても英語資格の評価を実施

 ■各大学の2次試験で英語4技能評価など

 上記のような英語教育の改革を一言で言い換えると、つまりこういうこと。「読み」「書き」「聞く」「話す」の4技能をバランスよく学習してください! 今までも建前上はそうでした。が、この改革により、英語をバランスよく学習することから、日本の受験生は逃げられなくなりました。

 

■これからの英語の学び方

なるほど、今までの「読み」「書き」中心の学習だけでは、これからの英語入試には対応できそうにもない。それはわかった。では具体的に4技能をバランスよく学習するにはどうすればいい?

 

こういう疑問が受験生にわいてくるはずです。実は私がアクア英進スクールを始めるきっかけが、まさにこの疑問に、純ジャパニーズの立場から答えたいからなのです。留学経験もない。長期の海外滞在経験もない。帰国子女でもない。いわば私はほとんどの受験生と同じ立場。それでも英字新聞程度は読め、ニュース程度なら聞け、意思の疎通程度なら問題ないくらいのスピーキング力、またビジネスでのメールのやりとり程度なら問題ないくらいのライティング力を有しています。

 

■諦めたらそこで試合終了

私は30を過ぎてから英語の勉強をやり直しました。ビジネスで使うレベルでやり直したわけですから「話す」「聞く」も当然鍛えてきました。くどいようですが、私は社会人になってから。アクアに来る受験生は私よりうんと若いはず。それだけでも英語を学ぶのにどんなに有利な条件! 少なくともその点において私より不利な条件である人などいないはず。

 

私は正直いって英語で苦労しました。言いたいことが言えず、メールでなにが書いてあるのか、おぼろげにしか理解できず、会議でえらい人がなにを言っているのかわからず、なにかジョークを言ったらしく周囲が笑っているから、愛想笑いをしたり、エレベーターで外国人と一緒になったらさっと緊張してしまう(彼らは習慣的に結構話しかけてくる)こんな苦い思いも踏まえ、生徒たちに私自身の英語学習体験と方法論と指導経験と語学学習に対する熱意をシェアし、それが生徒の英語力UPに役立つのであれば、これにすぎる喜びはありません。