今までのペーパーテストでおなじみの「発音」「アクセント」「語句整序」問題は、これからあまり出題されなくなるかもしれない。「受験英語の指導を助長していた」と、文科省の有識者会議のメンバーからやり玉に挙がっているからだ。
正直に言うと、自分もこの手の問題は指導していて虚しく感じていた。生徒は発音の違いを耳で聞き分けるトレーニングではなく、よく出る発音・アクセントをまとめたプリントなどを使って、音を目で見て覚えていたからだ。これがいいことなどとは、自分はちっとも思っていなかったが、テストの点を上げるためには、と割り切って指導していた。いろいろな意見はあろうが、個人的にこの手の問題は出題しなくていいと思っている。