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生徒を合格させるために

教材はしぼる。繰り返させる。これが自分の指導スタイルだ。たとえば長文読解では、自分は初めに生徒にテキストを渡さない。コピーでやって来てもらう。そして一冊が終わると、ちょうど最初の長文の内容を生徒が忘れているころ合いだから、ここではじめてテキストを渡し、自分で復習させる。そして、また分からないところがあれば、生徒に質問させる。このようにして、どんなテキスト(過去問)でも自分は最低2周はさせる(できれば3周以上だ)

 

なぜか? 1周目は極端に言えば、「できる問題」と「できない問題」を仕分けして箱に入れただけなのだ。どんな人間だって一回で覚えられれば苦労しないではないか。2周目からが、その「できない問題」を「できる問題」の箱へ移していく工程だ。この工程をやらないから、ただ「できる問題」と「できない問題」を仕分けしただけで満足してしまい、要はやっているように見えても成績が思うように上がらない、ということになる。

 

思い当たるふしはありませんか? 自分は確実にある。学生のときの英語が苦手だったときの自分だ!