昨年春からマンツーマンで指導をしていた生徒が、今年、見事に上智大学に現役合格した。
実をいうと、高校受験のときも彼女を指導していたのだが、昨年から大学入試にそなえて、
また通ってくれたのだった。そして今まで単語学習のことばかり書いているから、
その流れで書かせてもらうが、彼女の英単語の暗記力といったらなかった。
市販の難しめの単語集でも２週間足らずで覚えてしまう。私は今まで渋幕の生徒やら、
その他有名進学校の生徒を何人も教えてきたが、単語を早く覚えるという意味では
彼女が一番だったと思う。
彼女はさらに受験生にオーバーワークになりそうな単語集をやろうとしていたので、
私はそれをやめさせ、一文一文を正確に読む、読解中心の授業を丁寧におこなっていった。
彼女はロジックを意識して読むことが苦手だったから、過去問の長文の全体要約・パラグラフ要約を
授業毎に必ずやって来てもらった。これは教える方としては予習にかなり時間がかかるが、
こういった対応ができるのが、まさに個別授業であるバリューだと思う。また、これができなければ
個別でやっている意味がない。そして彼女の第一志望合格として見事に結果が出た。
教えるものとして、これに過ぎる喜びなどない。