私の知り合いに東大に2回も合格したつわものがいます(文系学部を卒業したのち理系学部に入学)。
仮に彼の名をY君とでもしておきましょう。そのY君と食事をしていたときのこと。
Y:「ぼく実は英語が苦手だったんです」
私:「本当?でも東大に2度も合格しているんだから、そのレベルでの話でしょう?」
Y:「とにかく受験では英語が一番足を引っ張っていた教科だったんですよ」
私:「ふーむ。それでどうやって克服したの? 英語が苦手だと日本の受験制度だとしんどいでしょう」
Y:「ええ、このままじゃまずいと思って、四の五の言わず、とにかく単語集をひたすらやってまるまる一冊完璧にしたんです」
私:「そうしたら?」
Y:「そうしたら、一気に成績があがりました。これは僕の持論ですけど英語は単語が9割ですよ」
私:「英語は単語が9割!?」
このとき、Y君はお酒が入っていました。ですから、この数字が数学的に厳密であるかどうかは問題ではありません。
9割はさすがに盛り過ぎでしょう。でも、単語学習が語学にとって重大であることは私もまったくもって同感なのです。
例えば、私自身もタイムなどの英語雑誌を読むとき、内容がピンとこない時は文法的に分からないからというより、単語そして背景知識が欠けているためであることがほとんどです。
昔から、語学学習は単語にはじまり単語に終わるという格言があります。
では、どうやってあのにっくき英単語を覚えていくのか? それはまた次の機会に。。。